物事に迷った時、何を軸に決めるのがよいか。確か、アメリカに留学中、母親が日本から送ってくれた稲盛さんの本に書いてあった、と探した本です。
問い
この本を読むにあたっての私の問いは、「物事に迷った時、何を軸に決めるのがよいですか?」でした。
注目したポイント
以下ページが書いてあるところは抜粋です。
a.燃えるような情熱を傾け真摯に努力を重ねていく。(p33)→ 「知恵の蔵」が戸を開き、知恵を得ることができる。(p33)
b.実際に取り組む。
p100に本田宗一郎さんの言葉が例にあがっていました。畳水練のバカバカしさを伝えています。
c.今日という日を一生懸命に過ごす。(p103)
d.「動機善なりや、私心なかりしか」と自問自答を繰り返す。(p184)
行動計画
3つ目標を決め、実際に取り組む。
身近なJMIP、病院としてのJMIP、コミュニケーション読書会、の3つにしました。
問いの答えは、「迷ったら、大局に立って、世のため人のために役立つのはどっち、と考える。」としました。
気づき
「人間は何のために生きるのか」という根本的な問いを持ち、それに向き合い、生きる指針としての哲学を持つ。(p13)
外国との交渉は常識より「リーズナブル」(=哲学)(p119)
「人生の方程式」は、考え方、熱意、能力という三つの要素の乗数で表される。(p130)
科学のものさしで測れない不可知な力と知の存在を信じ、日々を生きていく。(p226)
最後に
一生手元に置く一冊として、母親がアメリカに送ってくれたのでしょう。今ならわかります(苦笑)。
何と私は帰国時にBOOKOFFに売ってきたのでした。
「あの本は。」と尋ねられて、「売ってきたよ。」と私が答えた時の、母親の何とも言えない表情は一生忘れられません。
こうやって迷走しつつ、またこの本を手にとることができました。一度読んでいたから、探すことができました(感謝)。
※この本は渡邊康弘さんが開発したレゾナンスリーディングの手法で読みました。レゾナンスリーディングは、問いを持って本を読み、行動計画をたてる手法です。