それは留学先のカサブリ先生のところでCOPDの臨床研究のお手伝いをしていた時のこと。

horbor-UCLAのボスはこちら

その患者さんは、臨床研究参加最終日にこうおっしゃいました。「カサブリ先生は私に夢を与えてくれた。」

黄色いお花と赤いつぼみ

その時、アメリカと日本との文化の違いをまざまざと感じました。

カサブリ先生の研究室に出入りされていたアメリカ人の患者さんにとって、臨床研究に参加することは、医学の進歩という夢に参加すること。

他の患者さんにも、「この論文のnの1人は私だ。」と誇らしげに教えて頂くことが度々ありました。

患者さんが医療従事者と同じ方向を向いていることが、とてもうれしかったことを、夢という字をみてあらためて思い出しました。

黄色いお花

 

:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

呼吸器教室のお知らせ

呼吸について正確な知識を手に入れ、実践することで、息切れに困らない生活を手に入れる助けになります。

【息切れ生活から脱出するために知っておくべきこと】
・身体は、60兆個の細胞からできている共同体。
 それぞれの細胞の意図が大切。
・肺は、役割り分担として、酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出す役目を担っている。
・呼吸の役割りはエネルギーを作ること。
・息切れがある時は、安静にするのではなく、動く。
・息は吐いてから吸う。
・食事と運動が呼吸リハビリの両輪。

この記事を書いた人

中田潤子

中田潤子

呼吸器内科医。
Change your breath, change your life.  
呼吸が変わると人生が変わる との考えで活動中。

詳しいプロフィールはこちら。