『自分の気持ちをきちんと伝える技術』平木典子著 PHP研究所。ものくろキャンプでものくろさんにお勧め頂いた本です。
以下引用は、すべてこの本からです。
問い
この本を読むにあたって私の問いは、「自分の気持ちをきちんと伝えるために気をつけることは何?」でした。
注目したポイントは4つ
1.人間関係の持ち方
2.私自身の思い込みは
3.感情表現のポイント
4.自分の怒りをどのように処理するか
1.人間関係の持ち方
人間関係は、必ずコミュニケーションの伝え手と受け手で成り立っています。(p8)
「伝え手」が「受け手」に「刺激」を与え、「作用」を起こします。(p8改変)
理解の枠組み、言葉への意味づけは一人一人違います。その枠組みを「準拠枠」といいます。(p12改変)
人によって「準拠枠」が異なります。(p12)
「準拠枠」が異なることをふまえたうえで、
コミュニケーションのなかで大切な2つのことは、自分を正確に伝えようと努力すること、相手が言っていることを相手の思いに即して理解しようと努力することです。(p18改変)
人間関係の持ち方には、自分を優先する(攻撃的)、自分のことを後回しにする(非主張的)、自分のことをまず考えるが他者をも配慮する(アサーティブ)の3つのタイプがあります。(p26改変)
<アサーティブ>とは自分も相手も大切にした自己表現です。(p34)
2.私の思い込みは?
a.「人は失敗をしてはならない」という思いこみ
→できることをしてそれを受けとめます。(p78改変)
b.「決して人を傷つけてはならない?」という思いこみ
→傷つけてしまうこともあると覚悟をします。(p82)
3.感情表現のポイント
感情は自分のもの→自分の責任で表現できます。(p116改変)
言葉と行動を一致させます。(p118)
4.怒りをどのように処理するか
脅威を感じていることを言語化し、相手に脅威を与えないように「どうしてほしいか」を伝えます。(p124改変)
この本を読んで気づいたこと
「自分」を正確に伝えようとする努力をすること、「相手」が言っていることを「相手」の思いに即して理解しようと努力すること、が必要です。
思い入れが強くなると、「相手」をコントロール下に置こうとすることがあります。しかし、自分を優先する(攻撃的)(私のこと分かれよ)、自分のことを後回しにする(非主張的)(もうどうでもいいや)、のではなく、バランスをとって、自分のことをまず考えるが他者をも配慮する(アサーティブ)ことを心がけます。
まずは、怒っていることに気づくことから始めます。そしてそれを言語化し、「どうしてほしいか」を「私は」を主語にして伝えます。
行動計画
「どうしてほしいか」を伝えます。
※この本は渡邊康弘さんが開発したレゾナンスリーディングの手法で読みました。レゾナンスリーディングは、問いを持って本を読み、行動計画をたてる手法です。