わたしが呼吸リハビリテーションを仕事にした訳 1

それは20年ほど前、ある1人の患者さんとの出会いがきっかけでした。

その患者さんは中年男性でした。

仮にAさんとしておきます。

Aさんは、癌のために、癌と一緒に、呼吸に大切な横隔神経を切ったところでした。

 

 

 

 

 

 

横隔神経を切ったということは、自分で呼吸ができないということなんです。

呼吸というのは、横隔膜が動いて、肺が縮んだり、広がったり。

これが呼吸です。

 

 

 

 

 

 

だから横隔神経が切れて、横隔膜が動かなくて、自分で呼吸ができない。

だから人工呼吸器がついていました。

そして当時、人工呼吸がついているということは、一生病院にいなくてはならない。

 

 

 

その状態をみた時に、わたしはこう思いました。

せっかく癌を治療して、癌はなくなったというのに、人工呼吸器をつけていなければならない。

ということは、一生病院から出られない。

一生病院から出られないんだったら、意味がないんじゃないか。

もったいないんじゃないか。

呼吸ができるようになったら退院できるのに。

この状態をなんとかしたい。

 

 

 

いろいろ考えたわけです。

 

 

 

つづく。

呼吸器教室のお知らせ

呼吸について正確な知識を手に入れ、実践することで、息切れに困らない生活を手に入れる助けになります。

【息切れ生活から脱出するために知っておくべきこと】
・身体は、60兆個の細胞からできている共同体。
 それぞれの細胞の意図が大切。
・肺は、役割り分担として、酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出す役目を担っている。
・呼吸の役割りはエネルギーを作ること。
・息切れがある時は、安静にするのではなく、動く。
・息は吐いてから吸う。
・食事と運動が呼吸リハビリの両輪。