ご質問を頂きました。呼吸が苦しいとき、どうしたらよいですか?
呼吸が苦しいときにできることは、二つあります。まず一つ目は、息は吐いてから吸う。二つ目は三点保持です。
1.息は吐いてから吸う
ここでは 呼吸=息 とします。
よく外来でお伺いするお話です。朝のラジオ体操の番組をみて、はい 大きく息を吸ってと言うので、大きく息を吸ってみたんだけれども、あんまり息が苦しいのが変わらなかった。
実は逆なんですね。いっぱいいっぱいになっている肺には、空気は入ってきません。
息を大きく吸いたければ、まず息を吐いてから。
息を吐く吐き方ですが、口をすぼめて、ゆっくり細く長く、ふーっと吐ききります。声を出して息をふーっと吐くと、息を吐いていることが分かりやすいです。吐ききったところで身体の力をゆるめると、勝手に息が身体に入ってきます。ふーと吐いて、身体の力を抜く。ふー、力を抜く。力を抜いたところで、鼻から息が入ってきます。
2.三点保持
三点というのは、三脚を思い浮かべてみましょう。三点で支えますと安定します。呼吸が苦しい時、身体を三点で支えるのです。
a.まず立っているとき、壁が近くにある場合
壁に手をつきます。そこで一点、両足で二点、合わせて三点になります。
手の代わりに背中でもたれてもよいですね。背中が一面、両足で二点、でも三点保持になります。
b.座れるところがある場合
座ってください。お尻で一面、両足で二点、三点保持になります。
そして腕が案外重いのです。1本5kgぐらいあります。腕を置くところがあれば、なおいいです。腕の重さが肩から解除されます。肘掛け椅子があれば、両肘を肘掛けに置く。座っている目の前に机があれば そこに肘を置く。
座っているとき、肘を置くところがなければ、両腕を伸ばして両手をそれぞれの膝の上に置いて 肩を固定してあげると、呼吸が楽になります。自然とそんな姿勢をとっている方をみたことがあると思います。
c.横になれるところがある場合
もちろん横になれるところがある場合は、横になるのも一つの手です。
まとめ
呼吸が苦しいときにできることは二つあります。一つ目は、息は吐いてから吸う。二つ目は三点保持です。
呼吸が苦しい原因を調べるためにも、医療機関には受診されてください。
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