one airway, one disease

日本アレルギー学会学術大会2日目。今日はしとしとと雨が降っていました。

よく頂くご質問です。どうして気管支喘息の診断で呼吸器内科に通院しているのに、アレルギー性鼻炎の診断で耳鼻科に通院している様子をきいたりするのですか。

one airway, one disease という概念があります。訳すと、1つの気道、1つの病気、です。

気道とは、肺までの空気の通り道です。そのうち声帯の手前までを上気道、声帯から先、肺までを下気道といいます。上気道、下気道とも、気道上皮は、つまり空気の通り道の内腔は、組織学的には同じです。同じようにできているということです。

そして、上気道に病気があると、下気道にも同じような病気がある。上気道が改善してくると、下気道も改善してくる。

このように、上気道と下気道は深い関係があります。

気管支喘息と診断がついたら、アレルギー性鼻炎があるか、鼻に何が病気がないか、時には耳鼻科受診をお勧めするのは、このためなのです。

呼吸器教室のお知らせ

呼吸について正確な知識を手に入れ、実践することで、息切れに困らない生活を手に入れる助けになります。

【息切れ生活から脱出するために知っておくべきこと】
・身体は、60兆個の細胞からできている共同体。
 それぞれの細胞の意図が大切。
・肺は、役割り分担として、酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出す役目を担っている。
・呼吸の役割りはエネルギーを作ること。
・息切れがある時は、安静にするのではなく、動く。
・息は吐いてから吸う。
・食事と運動が呼吸リハビリの両輪。

この記事を書いた人

中田潤子

中田潤子

呼吸器内科診療にて包括的呼吸リハビリテーションの知識を生かし、診療を行っている。呼吸器内科医師。20年以上勤務医として勤める。アメリカ留学も経験あり。呼吸を整えるとパフォーマンスが上がるとの考えで活動中。

詳しいプロフィールはこちら。