わたしが呼吸リハビリテーションを仕事にした訳 7

今までのお話

わたしが呼吸リハビリテーションを仕事にした訳 123456

 

 

 

横隔膜の動きを、息を吸ったとき、吐いたとき、で、一肋間(肋骨と、隣の肋骨との間の距離)動いていたのはちゃんと確認できたのです。

理論上は自分で呼吸ができるということなのですが。

それなのに、人工呼吸器を外すことができなかったのです。

 

 

 

 

人工呼吸器を外すと、息が苦しい、とおっしゃるのです。

Aさんが、筆談でね。

 

苦しいといわれたら、人工呼吸器を再度つけるしかありませんでした。

 

 

 

地味な、呼吸の練習が続きます。

 

 

 

人工呼吸器を外す。
みていないと、またつけてしまう。

 

呼吸はしっかりできるのに、できるはずなのに。

 

あわててしまい、息を吐いて、息を吸って、がよくわからなくなって。

吸って。吸って。吸って。

 

苦しい。

人工呼吸器をつけて、とジェスチャー。

 

Aさん、あわてると息を吐くのを忘れてしまいます。

 

まず、息を吐いて。それから吸って。その繰り返しです。
それだけなのですが、難しいんです。
自分で呼吸をするということに慣れるまでは。

 

そうやって人工呼吸器を外したり、つけたり、を繰り返しながら、少しずつですが、日中 人工呼吸器を外していられる時間が増えていきました。

 

 

 

そして、ついに日中は完全に人工呼吸器を外すことができたのです。

 

 

 

ところが、これで終わりではなかったのです。

 

夜はまだまだ思ったように自分で呼吸ができないのでした。

 

 

 

呼吸理学療法は続きました。

 

 

 

つづく。

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呼吸について正確な知識を手に入れ、実践することで、息切れに困らない生活を手に入れる助けになります。

【息切れ生活から脱出するために知っておくべきこと】
・身体は、60兆個の細胞からできている共同体。
 それぞれの細胞の意図が大切。
・肺は、役割り分担として、酸素を取り入れ、二酸化炭素を吐き出す役目を担っている。
・呼吸の役割りはエネルギーを作ること。
・息切れがある時は、安静にするのではなく、動く。
・息は吐いてから吸う。
・食事と運動が呼吸リハビリの両輪。

この記事を書いた人

中田潤子

中田潤子

呼吸器内科診療にて包括的呼吸リハビリテーションの知識を生かし、診療を行っている。呼吸器内科医師。20年以上勤務医として勤める。アメリカ留学も経験あり。呼吸を整えるとパフォーマンスが上がるとの考えで活動中。

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